4.低廉譲渡とは

通常の売買では、世間相場より著しく安い価額で売るというのはきわめて稀なことですが、こと親族間、とくに親子間の売買になると、贈与税の負担軽減を目的として、このような低廉譲渡が行われがちです。すなわち、子供に財産を安く譲渡することができる上に、節税対策にもなるからです。

しかし、相続税評価額を下回る価額で親子間で売買すると「行き過ぎた節税」ということになり、贈与税がかかります。